サッカーボールが白黒な理由とは?カラーボールはいつから?
2016/12/08
みなさん、「サッカーボールの色は?」と聞かれると何色を想像しますか?
多分、白黒を想像する人がほとんどなのではないでしょうか?
では、その白黒のサッカーボールですが、なぜ白黒なのでしょう?
理由はあるのでしょうか?
また、昔は白黒のサッカーボールしかありませんでしたが、近年ではカラーボールが増えてきています。
そのカラーボールはいつから使われるようになったのかご存知でしょうか?
なので今回は、サッカーボールが白黒な理由と、
カラーボールはいつから使われるようになったのかを紹介していきます。
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最初の頃のサッカーボールの色、形とは
今では人工の皮で作られているサッカーボールですが、
初めの頃のサッカーボールは天然の皮で作られ、色は茶色でした。そして形はバレーボールのような形をしていました。
サッカーボールは手縫いで作られていたみたいですよ。
最初に白黒ボールを作ったのは日本!?
サッカーボールといえば白黒!というイメージがついていますが、
その白黒のサッカーボールを最初に作ったのは日本って知っていましたか?
今ではお馴染みの白い6角形と黒い5角形を組み合わせたデザインのサッカーボールは、日本のメーカーの「モルテン」が1996年に作りました。
そして、1970年のメキシコW杯では、白黒のサッカーボールが使われ、『サッカーボールの色・形はコレ!』と、世界で印象付けました。
サッカーボールが白黒な理由
では、サッカーボールが白黒な理由を3つ紹介していきます。
1、見やすさ(グラウンド)
そもそも日本人が白黒のサッカーボールを発明したのは、日本のサッカーグラウンドが土だったからという理由です。
というのも、サッカー発祥の地のヨーロッパでは芝のグラウンドが当たり前で、茶色のボールでも見えました。
しかし、日本のグラウンドは土が主流でボールが茶色だと同化してしまいとても見えにくかったので、白黒にして見えやすいようにしました。
2、見やすさ(テレビ)
今までの茶色1色のサッカーボールでは、白黒のモノクロテレビではボールが見えにくかったです。
そこで、1970年に開催されたメキシコW杯で、初めて公式戦で使われた白黒ボールですが、
このボールは視聴者にとってとても見やすく好評だったという理由で白黒になりました。
3、W杯の公式スポンサーがアディダス
アディダスのロゴは本来白黒です。
もともと、W杯の公式スポンサーはアディダスで、1970年に開催されたメキシコW杯で使用した白黒ボールも、
アディダス社のブランドで「テルスター」と名付けられています。
日本のモルテンが作った「白黒ボール」とW杯のスポンサーのアディダスの「白黒のロゴ」が一致したと理由で、
白黒のサッカーボールが主流になったと言えますね。
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カラーボールはいつから?
公式戦としては1998年のフランスW杯で初めてカラーボールが使われました。
カラーボールと言っても今のようなカラフルではなく、フランスの国旗のイメージで、
白がほとんどで「青と赤」を模様に使ったサッカーボールです。
もうこの時代ではカラーテレビは当たり前になっていたので、この大会を機に「テレビで鮮やかに映すために」という理由でカラフルボールはどんどん増えていきました。
まとめ
サッカーボールが白黒な理由は分かったでしょうか?
今では、本当にたくさんの色のサッカーボールがありますし、6角形、5角形の組み合わせが主流だったサッカーボールも、
できるだけまん丸に近づけようと形が変わってきています。
なので、これからサッカーボールが時代とともにどのように変化していくか楽しみですね(*^_^*)