神社・神宮・大社の違いってなーに?大きな違いとは?
2016/12/08
初詣が近づいてきました。
その時、どこの神社、神宮、大社に参拝しに行こうかなと迷われると思います。
そもそも、素人から見たら神社や、神宮、大社の違いはあまり分かりません。
なぜ、名前が違うのでしょう?
何か大きな違いはあるのでしょうか?
なので今回は、その疑問を解決する為に神社、神宮、大社の違いについて紹介していきます。
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社号
「○○神社」「○○神宮」「〇〇大社」、〇〇の後につく、
「神社」、「神宮」、「大社」の称号を『社号』と言います。
むかし日本には、「社格制度」というものがあり、神社の等級や格式を社号で表していました。
なので、社号はむかしの名残で、今では、社号に厳格な基準はありません。
神社
神社とは、最も一般的な神社に付けられる社号です。
神様が祀られています。
ちなみに比較的小さな神社には「社」という社号が付けられます。
社号が『神社』
- 三峯神社(埼玉県)
- 箱根神社(神奈川県)
- 戸隠神社(長野県)
- 貴船神社(京都府)
- 厳島神社(広島県) など。
神宮
神宮とは、昔から皇室と繋がりが強い神社に付けられる社号です。
皇室先祖神や天皇が祀られているところが多いです。
社号が『神宮』
- 伊勢神宮(三重県)
- 鹿島神宮(茨城県)
- 香取神宮(千葉県)
- 明治神宮(東京都)
- 霧島神宮(鹿児島) など。
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大社
大社とは、その地域で中心になっている大きな神社に付けられることが多い社号です。
神様が祀られています。
社号が『大社』
- 出雲大社(島根県)
- 熊野大社(島根県)
- 三嶋大社(静岡県)
- 諏訪大社(長野県)
- 気多大社(石川県) など。
豆知識
伊勢神宮は通称だった?
三重県の伊勢市にある伊勢神宮のことです。
みんなに伊勢神宮と言われていますが、正式な名前は『神宮』です。
『神宮』=『伊勢神宮』なのです。
今では、「〇〇神宮」も増えてきたことから分りやすいように伊勢神宮と呼ばれているのだと思います。
また、神宮(伊勢神宮は)は、神社の中で最も格式が高いと言われています。
神社の数
全国にある神社の数は約8万8000社と言われています。
そして、全国で1番神社が多いと都道府県は新潟県の約4933社でした。
理由として、明治以降に増えすぎた神社をまとめていく動きが全国であり、ほとんどの地域では複数の神社を1つにまとめていったのですが、
新潟県では、それがなかなか進まなかったことが理由としてあげられています。
まとめ
「神社」「神宮」「大社」の名前の違いは、昔の名残のようですね。
神社は、一般的な神社。
神宮は、天皇関係の神社。
大社は、その地域で大きな神社。
というのが一番の違いですね。
神社も神宮も大社も神様が祀られていることは変わりないので、もしも初詣などでどこに行こうか迷われている方がいれば、
「社号」ではなく、その神社の特徴を知り自分にあったところに行くのがいいでしょう。
この記事を見て、「神社」「神宮」「大社」の違いが分かれば嬉しいです(*^_^*)