紅葉 雑学

紅葉の色が変化する理由とは?え、変化する条件もあるの!?

2016/12/08

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紅葉の時期がやってきました。

紅葉は色とりどりでとても綺麗ですね。

 

その色とりどりな紅葉ですが、最初は紅葉も緑色の葉っぱのはずです。

そして、そこらへんの葉っぱは綺麗な色に変化することはありません。

 

では、「紅葉はなぜあそこまで綺麗な色に変化するのでしょう?」

「何か理由はあるのでしょうか?」

気になったので調べてみることにしました。

 

そして調べていると、紅葉の色が変化する条件もあるということが分かりました!

 

なので今回は、紅葉の色が綺麗に変化する理由と、変化する条件を紹介したいと思います。

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紅葉とは?

落ち葉になる前に、葉の色が変化する現象のことを紅葉と言います。

色鮮やかで、「赤色に変化する紅葉」「黄色に変化する黄葉」「褐色に変化する褐葉」がありますが、

それらを判断するのは困難なため、まとめて「紅葉」と呼ぶことが多いです。

 

ちなみに全ての木の葉が紅葉するのではなく、落葉樹という、葉が落ちる木に紅葉は多く見られます。

常緑樹という、葉が木から落ちない木は、1年中緑色の葉のままですよ。

 

では次に、色が変化する理由について紹介します。

 

紅葉の色が変化する理由

紅葉の色が変化する理由は、色素の分解と合成があるからです。

 

詳しく言うと、紅葉の葉っぱには「緑色の色素のクロロフィル」と、「黄色の色素のカロチノイド」があり、

アミノ酸によって色素が分解されて色が変化していきます。

 

緑と黄色の色素があるのに、最初が緑色なのは、

緑の色素(クロロフィル)が黄色の色素(カロチノイド)の8倍あるからです。

それが分解されて隠れていた黄色の色素が出てくるのです。

 

紅葉の色が赤くなるのは、木にある「糖分」と「アミノ酸」が合成して「アントシアン」という色素をつくるためです。

褐色になるのも同じように合成して、「フロバフェン」という色素が作られるからです。

 

 

『まとめ』

  1. 緑の色素を分解→
  2. 黄色になる
  3. 黄色の色素を分解・栄養で合成→
  4. 赤色の紅葉の完成。

という順番で紅葉は色を変化させていきます。

 

しかし、全ての紅葉がこの順番通りに変化していくのはなく、

分解・合成が同時に進行し、『緑→赤』に変わったり、

緑の色素の分解だけで終わり『緑→黄色』だけの変化の紅葉もあります。

 

紅葉の色が変化する条件

時間が経つにつれて、紅葉の色が勝手に変化していくものだと思っていた私ですが、

実は、色が変化するのには条件があったのです。

それは、

  • 温度差
  • 日光

だったのです。

昼と夜の温度差が大きいと、色素の分解を始め、

日光に当たると栄養を貰い合成を始めます。

 

この条件が揃えば紅葉が見られます。

日本でこの条件が揃うのが、秋から冬にかけての時期なので、この時期に綺麗な紅葉が見られるのですね。

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日本の紅葉は世界で一番美しい!

日本の紅葉は、世界で一番美しいと言われています。

理由としては、紅葉の種類が世界で一番多く、色鮮やかな紅葉が見れるからです。

昔から紅葉狩りという、紅葉を見に行く行事があるので、

これからも世界で一番美しい紅葉を大切にしていきましょうね。

 

まとめ

今回は、紅葉の色が綺麗に変化する理由と、変化する条件を紹介しました。

紅葉の色の変化も深いということが分かりましたね。

 

今年も、世界で一番美しい紅葉を見に行きましょうね♪( ´▽`)

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